2024.07.06
医療ダイエット

「漢方薬ってダイエットに効果的なの・・?」
「漢方薬で痩せると聞いたけど実際どうなんだろう・・?」
漢方薬を用いた肥満治療など、ダイエットの話題で漢方薬が取り上げられることも多いと思います。
その中で防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、水分代謝を整えることでむくみや水太りに効果が期待できる漢方薬です。
本記事では、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)のダイエット効果や向いている方の特徴について解説します。
漢方薬を調べている・ダイエットにお悩みの方はぜひご一読ください。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)とは?

まずは防己黄耆湯がどのような漢方薬か知るために、漢方医学の考え方と防己黄耆湯の働き、服用が向いている方についてご説明します。
①漢方の考え方とは?
漢方医学では、「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」がバランス良く体内を巡ることで健康を維持できると考えられています。
- 気(き)…体や心を動かすエネルギー。
- 血(けつ)…血液や血液に含まれる栄養。
- 水(すい)…汗、涙、だ液、リンパ液など、血液以外の体液。からだ全体にうるおいを運ぶもの。
このうち「水」の巡りが滞ると、むくみや水太りを引き起こし、ときには関節にも水がたまって関節痛の原因になることもあります。また漢方では「気」が不足すると汗の調節機能も弱り、汗をかきやすくなると考えられています。
防己黄耆湯は、「水」の巡りを整え、胃腸機能を高めて「気」を補う作用があることから、むくみや肥満症、変形性膝関節症、多汗症などの治療に多く用いられています。
②防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)の成分は?
防己黄耆湯の構成生薬とそれぞれの主な働きは以下のとおりです。
- 防已(ぼうい)…水分代謝を高めて、余分な水を取り除く作用がある。
- 黄耆(おうぎ)…滋養強壮や、発汗を調節する作用がある。
- 蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ)…水分代謝を整え、また胃腸の働きを高める作用がある。
- 大棗(たいそう)…緊張を緩和する作用や胃腸の働きを高める作用がある。
- 甘草(かんぞう)…抗炎症作用や鎮痛作用、健胃作用などがある。
- 生姜(しょうきょう)…体を温めたり、胃腸の働きを高めたりする作用がある。
これら6種類の生薬が組み合わされることで、総合的に効果を発揮します。
③防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)が向いてる人は?
防己黄耆湯が向いているのは下記のような特徴の方です。
- 色白で水太りしている。
- 虚弱体質で汗が多く、疲れやすい。
- むくみ(浮腫)傾向がある。
- 水分をよく飲むが、尿が少ない。
- 関節や筋肉の痛みがある。とくに膝関節の痛みが多い。
ご自身の体質や症状に最適な選択をできるように、お悩みの方は医師や薬剤師に相談しましょう。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は痩せる?
ダイエット効果は?
防己黄耆湯は、下記のような方に対して体重減少やダイエット効果が期待できます。
- 余分な水分が体に溜まって水太りしている方
- むくみに悩んでいる方
食事制限や運動などのダイエットをしてもなかなか痩せられない場合、肥満の原因は過食や運動不足ではなく、体の消化や代謝能力が低下しているためである可能性が考えられます。
そのようなケースでは、防己黄耆湯の服用で水分代謝が整えられ、さらに胃腸機能が高まることで、痩せやすい体作りをサポートすることができるでしょう。
とくに体力の落ちた方は、無理なダイエットを続けると体調を崩してしまったり、ストレスでむくみが悪化したりする可能性もあるため注意が必要です。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)の
服用時のポイントは?

防己黄耆湯の効果をきちんと引き出すためには、正しい服用方法で取り入れることも大切です。ここでは、防己黄耆湯を服用する際のポイントや注意点について詳しく解説します。
防已黄耆湯の飲み方は?
防己黄耆湯は指定された量を1日2~3回に分けて、水または白湯で服用します。
商品や服用者の症状、年齢・体重などによっても用法用量は異なるため、必ず医師の指導や添付文書の指示に従って服用しましょう。
また服用するタイミングは、通常は食前または食間です。食前とは食事の20~30分前、食間とは食事と食事の間2時間くらいの空腹時を指します。しかし、食前に服用して胃もたれや吐き気を感じる場合は、食後に服用することで症状が軽減されることもあります。
防已黄耆湯の副作用は?
防己黄耆湯の副作用には、以下のものが報告されています。
過敏症 | 皮膚のかゆみ、発疹・発赤など |
---|---|
消化器症状 | 吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感 |
過敏症の副作用が出た場合は、すぐに漢方薬の服用を中止し医療機関を受診しましょう。消化器症状が出た場合には、服用のタイミングを食前から食後に変更して様子を見る、それでも症状が変わらない場合は漢方薬が合っていない可能性が考えられるため、服用を中止して医療機関を受診しましょう。
また、頻度不明で起こりにくいと考えられますが、重大な副作用としては以下のような症状が報告されています。
偽アルドステロン症・ミオパチー | 手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。 |
---|---|
肝機能障害 | 発赤、かゆみ、皮膚・白目が黄色くなる黄疸、褐色尿、全身倦怠感、食欲不振、血液検査でASTやALTγ-GTPなどの著しい上昇などがみられる場合がある。 |
間質性肺炎 | 軽い運動をするだけで、息切れ、空咳、発熱などの症状がみられる。さらに、症状は急にあらわれたり、持続したりする。 |
気になる症状があれば、すぐに医療機関を受診して検査をすることが大切です。
防已黄耆湯の効果を高めるには?
防己黄耆湯はやせ薬ではないため、服用するだけですぐに痩せることはありません。
食事や睡眠などの生活習慣を整えるとともに、少なくとも1か月以上はきちんと継続して服用することが大切です。肥満症の治療では3~6か月程度服用する場合もあります。
また、防己黄耆湯のダイエット効果を高めるためには、漢方薬の服用だけでなく生活習慣を見直すことも大切です。過剰な塩分摂取を控える、無理のない範囲で有酸素運動を取り入れる、食事や睡眠などの生活リズムを整えるなど、できることから取り入れていきましょう。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)以外の漢方薬は?

防己黄耆湯と同じく肥満症に適応のある漢方薬として、
他に「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」「大柴胡湯(だいさいことう)」があげられます。
これらも同様にダイエットをサポートする効果が期待できると考えられますが、防己黄耆湯とは服用に向く体質(証)が異なります。
防己黄耆湯が体力が低下した方に向く漢方薬であるのに対し、防風通聖散・大柴胡湯は、体力が充実した方に向く漢方薬です。
短期間で効率的に痩せたい人におすすめ!
流行りの医療ダイエットとは?

ここまで、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)の効果や漢方薬について解説しました。
漢方薬を調べている方の中には、「これまでに自力で色々ダイエット法を試したけど全部ダメだった」「もっと楽して効率的に痩せる方法が知りたい」など本当は痩せたいけど、上手くいかずお悩みの方も多くいらっしゃると思います。
そういった方には「医療ダイエット」の検討をおすすめします。
「医療ダイエット」とは医療機関で医師のカウンセリングのもと、医療機器や注射、内服薬などを活用して体脂肪を減らすダイエットです。医療行為に該当するため、医師または看護師のみが施術します。
代表的な医療ダイエットの施術には、下記のような施術が挙げられます。
施術 | 内容 |
GLP-1(ダイエット薬・注射) | GLP-1は人間の体内で分泌されるホルモンの一種で、血中の糖分を脂肪に変える働きを持つインスリンを抑制し、血糖値の急激な上昇を抑えます。 |
脂肪冷却 | 脂肪冷却は脂肪を冷やすことで壊死させる施術です。 脂肪細胞は4℃という高い温度で壊死する性質があります。 そのため、ちょうど4℃で一定時間冷却することで、他の組織にはダメージを与えずに脂肪細胞のみを破壊することができます。 |
脂肪溶解注射 | デオキシコール酸などの脂肪溶解成分を注入することで脂肪細胞を破壊します。 脂肪冷却よりもより細かく施術が可能なため、フェイスラインなど細かなデザインが必要な箇所への施術に特に有効です。 |
ラジオ波 | ラジオ波とは30〜300MHzの高周波電磁波のことを指します。ラジオ波は、高周波の力で脂肪細胞を振動させ発生した熱エネルギーで体を温めます。そのため、体の内部が温まることで基礎代謝が上がり、太りにくい体質になる効果が期待できます。 |
医療電磁波 | 筋肉に電気刺激を与え、強制的に収縮運動をさせる施術です。高度肥満で自力での運動が難しい方には特に適した施術です。 医療電磁波では医療電磁場装置を使用し、通常のエステ機器や家庭用EMSよりも高い出力で、強力な電磁場を筋肉の深層部まで届けることで、効率的に脂肪細胞をへらすことができます。 |
食事指導 | 食事指導は、ご自身の来院ごとに食事内容のヒアリングを実施し、足りていない栄養素などの適切なアドバイスを行うとともに、食事内容を元にダイエット薬の調整も行います。 |
医療ダイエットには主に下記3つのメリットがあります。
・短期間でダイエット効果を実感しやすい
・部分痩せができる
・リバウンドしにくい
特に、部分痩せに関しては自力で行うのは難しいです。二の腕や太もも、お腹など気になる部分だけ引き締めたいという人には、医療ダイエットは効果的といえるでしょう。
加えて、医療ダイエットでは脂肪細胞の数を減少させるので、リバウンドしにくいのも特徴です。
自力ダイエットでリバウンドした経験がある人にとっては、リバウンドしにくい医療ダイエットはまさにおすすめのダイエット方法と言えます。
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まとめ
本記事では、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)のダイエット効果や向いている方の特徴について解説しました。
結論、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は体の代謝機能の低下やむくみに悩んでる方に特におすすめの漢方薬です。
短期間で効率よくダイエットしたい、リバウンドしたくない、という方には「医療ダイエット」もおすすめです。
URARAクリニックでは、次世代の医療を駆使した『医療美痩身』により、ただ痩せるだけではなく、より若々しく美しくなる医療痩身をダイエット専門医師や管理栄養士の監修の元、お客様へ提供しています。
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URARAクリニック銀座院 統括院長
20年以上にわたり、内科医として循環器や糖尿病患者の診療を担当してきました。疾病を予防するためには、肥満を克服することが極めて重要ですが、健康的な方法での体重減少は簡単なことではありません。痩身が実現できないかとの思いから、医療痩身の分野に足を踏み入れました。信頼性の高いエビデンスに基づいた新しい痩身メソッドの確立を目指し、『美痩身』を実現するために尽力しています。
人生100年時代における美容と健康に貢献すべく、医療技術及び健康への飽くなき探求を行い、”美と健康の医療的プロフェッショナル集団”であり続けるよう、日々邁進しております。ぜひご来院お待ちしております。
【経歴】
- 1992年3月 浜松医科大学卒業
- 1992年4月 みなと協立総合病院勤務
- 1998年4月 名古屋大学医学部附属病院勤務
- 2000年10月 医療法人尚徳会ヨナハ総合病院勤務
- 2015年4月 医療法人尚豊会みたき総合病院勤務
- 2022年10月 URARAクリニック銀座院勤務
【所属学会】
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本人間ドック学会
- 日本抗加齢学会
- 日本再生医療学会
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